退職願・退職届・辞表の違いとは?書き方とテンプレートを教えます!

退職願・退職届・辞表の書き方

初めて仕事を退職しようとするとき、

 

  • 退職願・退職届・辞表のどれを書いたらいいのか?
  • どのように書いたらいいのか?
  • 誰に渡したらいいのか?
  • いつ渡したらいいのか?

 

と何も分からなくて混乱するものです。

 

僕は退職するとき相当悩みました。

今みたいにネットで検索したりするのが当たり前の時代ではなかったんで、人に聞いたり書店に本を探しにいったり右往左往していましたね。

 

退職は人生で一度あるかないかの大きな転機になるので、退職願・退職届・辞表の書き方が分からないのは当たり前。

 

退職願・退職届・辞表の違いと書き方の基本を知りたい方は、以下の内容を是非参考にしてみて下さい。

 

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退職願・退職届・辞表の違いとは?

僕が初めて退職したのは21歳の2月。

会社の経営が怪しくなったので、倒産の前に自己退職を選択。

 

今だから言えますけど、僕は21歳と若く、情報のない時代だったこともあって、退職願・退職届の存在すら無知だったんですね。

それで唯一知っている「辞表」をいきなり社長に提出したわけですよ。

 

平社員なのに辞表を提出、しかも社長にいきなりですからね。

社長も知らなかったのか、何も言わずに受け取ってくれましたけど(大汗)

 

大恥をかかないように退職願・退職届・辞表の違いを覚えておきましょう。

 

退職願・退職届・辞表の違い

 

退職願とは

退職願とは簡単に言えば『退職させて下さい』とお願いする文書のこと。

あなたが退職を希望する場合、雇用者である会社側へ退職願を提出します。

雇用者である会社と労働者であるあなたとの労働契約を「合意のうえで解約しましょう」という願書ですが、最終的に人事権を持つ人に承認されなければ、退職願はいつでも取り消せるのが特徴です。

あなたが

  • 円満退社したい
  • 待遇や社内環境等の諸条件が改善されれば会社に残ってもよい

 

と思っているのなら退職願を提出しましょう。

 

退職届とは

退職届は退職願とは違って、あなたが『退職します』と会社側へ一方的に通知する文書のこと。

あなたが自分から退職を告知する場合、雇用者である会社側へ退職届を提出します。

雇用者である会社と労働者であるあなたとの労働契約を「退職届をもって解約します」という一方的な告知書なので、人事権を持つ人の手に渡れば、退職届は取り消すことができません

あなたが

  • 退職の意思が固い
  • 引き止めには一切応じるつもりはない

 

と思っているなら退職届を提出しましょう。

 

辞表とは

辞表は公務員、会社の経営者や役員が提出する文書になります。

ドラマなどで辞表を出すシーンをよく見かけますが、一般会社員は特に関係はありません。

退職願・退職届・辞表の書き方

事前に用意するもの

  1. B5縦書きの便箋(182×257mm)無地、罫線ありどちらでも可
  2. 長形4号の封筒(90×205mm)
  3. 黒インクの万年筆かボールペン(サインペンは不可)
  4. 認印(シャチハタは不可)
  5. スティックのり(塗ってもすぐにめくれるもの)
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退職願・退職届・辞表の書き方

縦書き、横書きのどちらで書けばいい?

退職願・退職届・辞表は縦書きが一般的です。

滅多にないですが、横書きでの提出を求める会社もありますので、事前に確認しておきましょう。

 

手書き、パソコン、メール、作成方法は?

退職願・退職届・辞表は手書きが一般的です。

会社がパソコンでの作成を認めている場合や手が不自由な場合は、パソコンやメールでの作成は可能です。

作成する前に会社側へ事前に確認しておきましょう。

 

退職願の書き方

  • 表題部分

中央部分に「退職願」と書く。

  • 書き出し部分

最下部に「私事、」または「私儀、」と書く。
必ず濁点をつけましょう。

  • 本文

上部から退職理由と希望退職日(事前交渉で決まっている場合はその日付)を書く。
詳細な理由は一切書かずに「一身上の理由」と記載する。

  • 退職願提出日

本文終わりから少し空けて、退職願を提出する年月日を書く。

  • 所属部署

退職願提出日の次行に所属する部署名を書く。

  • 氏名

所属部署の次行に氏名を書く。

  • 印鑑

氏名の下に認印で捺印(朱肉を使う)する。

実印(いないと思いますが)でも三文判でもOK。

  • 宛先

印鑑の行から少し空けて〇〇株式会社
○○株式会社の次行に代表取締役名を書く
代表取締役名のあとに必ず「様」をつけましょう

 

【「退職願」のサンプル】

退職願

私事、

このたび、一身上の都合により、来る

平成○年○月○日をもって退職いたしたく、

お願い申し上げます。

平成△年△月△日

営業部営業二課

退職一郎 ㊞

〇〇株式会社

代表取締役 □□□□ 様

 

退職届の書き方

  • 表題部分

中央部分に「退職届」と書く。

  • 書き出し部分

最下部に「私事、」または「私儀、」と書く。
必ず濁点をつけましょう。

  • 本文

上部から退職理由と退職日(事前交渉で決まっている場合はその日付)を書く。
詳細な理由は一切書かずに「一身上の理由」と記載する。

  • 退職届提出日

本文終わりから少し空けて、退職届を提出する年月日を書く。

  • 所属部署

退職届提出日の次行に所属する部署名を書く。

  • 氏名

所属部署の次行に氏名を書く。

  • 印鑑

氏名の下に認印で捺印(朱肉を使う)する。

実印(いないと思いますが)でも三文判でもOK。

  • 宛先

印鑑の行から少し空けて〇〇株式会社
○○株式会社の次行に代表取締役名を書く
代表取締役名のあとに必ず「様」をつけましょう

 

【「退職届」のサンプル】

退職届

私事、

このたび、一身上の都合により、来る

平成○年○月○日をもって退職いたします。

平成△年△月△日

営業部営業二課

退職一郎 ㊞

〇〇株式会社

代表取締役 □□□□ 様

 

辞表の書き方

  • 表題部分

中央部分にバランスよく「辞表」と書く。

  • 書き出し部分

最下部に「私事、」または「私儀、」と書く。
必ず濁点をつけましょう。

  • 本文

上部から退職理由と退職希望日(事前交渉で決まっている場合はその日付)を書く。
詳細な理由は一切書かずに「一身上の理由」と記載する。

  • 辞表提出日

本文終わりから少し空けて、辞表を提出する年月日を書く。

  • 所属部署

辞表提出日の次行に所属する部署名を書く。

  • 氏名

所属部署の次行に氏名を書く。

  • 印鑑

氏名の下に認印で捺印(朱肉を使う)する。

実印(いないと思いますが)でも三文判でもOK。

  • 宛先

印鑑の行から少し空けて企業名若しくは官公庁や学校等の名前を書く。
次行に企業・官公庁・学校等の代表者名を書く
代表者のあとに必ず「様」をつけましょう

 

【「辞表」のサンプル】

辞 表

私事、

このたび、一身上の都合により、来る

平成○年○月○日をもって退職いたしたく、

お願い申し上げます。

平成△年△月△日

専務取締役

退職一郎 ㊞

〇〇株式会社

代表取締役 □□□□ 様

 

退職願・退職届テンプレート(フォーマット)

退職願・退職届をPCで作成可能な場合は、下記退職願・退職届のテンプレート(フォーマット)をご利用下さい。

(※zipファイルのため、ダウンロード後解凍して下さい)

 

退職願テンプレート

退職届テンプレート

 

封筒の選び方と書き方

封筒の選び方

封筒はB5縦書きの便箋(182×257mm)を入れるのに適している、長形4号(90×205mm)の白色で無地、中が透けていないもの、郵便枠のないものを選びましょう。

 

封筒の書き方

  • 封筒の表側

タイトル 例)退職願

  • 封筒の裏側

左下に部署と氏名 例)営業部営業二課
退職一郎

 

退職願・退職届・辞表の折り方と封について

退職願・退職届・辞表の折り方

長形4号の封筒にB5縦書きの便箋を入れるなら、三つ折か四つ折が一般的です。

見る側は内容を楽に見たいものなので、できる限り三つ折にしましょう。

 

封筒にのりをつけて封をする?

封筒にのりをつけて封をするのかしないかは、受け取る側の好みでもあるので何とも言い切れませんが、一般的にはのりをつけて封をしなくても問題はありません。

のりをつけるのなら、受け取った側のことを考えて簡単にめくれる方がよいですね。

僕の場合は、必ずのりをつけます。

自分の思いを封に込めるという意味を込めて、スティックのりで軽くのり付けしています。

 

封筒に〆はつける?

のりを付けて封をする場合は、封筒に〆の印を入れます。

のり付けなしで封をしない場合は、フラップ(封筒上部の折り目)だけ折り曲げておきましょう。

 

社長・人事・直属の上司、誰に渡す?

退職願・退職届・辞表は直属の上司に渡すのがマナーです。

直属の上司から人事権のある人へ手渡されることになります。

 

退職願・退職届・辞表を渡す時期に注意しよう

 

就業規則・民法で渡す時期が決まっている?

会社の就業規則には、退職する何日前までに通知する等が記載されていると思います。

退職する1ヶ月のケースが多いので、必ず就業規則には目を通しておきましょう。

ただですね、民法第627条第1項の規定においては、

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。
この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

出典元:wikibooks

と記載されています。

 

つまり、退職願・退職届・辞表を提出してから2週間後には退職できるわけですね。

就業規則に1ヶ月と定められていても、会社側は労働者をそれ以上拘束はできません。

就業規則より民法の規定が優先されますので、提出してから2週間後には会社を退職できます。

 

しかし、社会人である以上はきっちり引継ぎをして退職するのがマナーですので、できるかぎり就業規則を守ったうえで円満退社を目指しましょう。

 

口頭で伝えても退職できる?

民法の規定では、口頭で伝えても意思表示したことになります。

直属の上司が人事権を持つ人に伝えれば退職確定です。

口頭で伝えて言った言わなかったという問題もありますので、口頭より書面で退職を伝える方がよいでしょう。

 

退職願と退職届は両方提出する?

退職願が受理されたから退職届を出せという会社があるようですが、退職願が受理されたらOKですので退職届までは提出する必要はありません。

 

ボーナス(賞与)をもらってからやめよう

ボーナス(賞与)はもらわないよりは、もらって退職した方がよいですよね。

やめてからは支給されませんから、ボーナスをもらってからやめるのがベストです。

 

年次有給休暇は消化してやめよう

過去は年次有給休暇の残日数を買い取ってくれる会社は多かったのですが、近年は有給残日数を買い取ってくれる会社は減ってきたようですね。

年次有給休暇は使っておかないともったいないですし、退職する日から逆算してしっかり使い切っておきましょう。

 

さいごに

少しは参考になりましたでしょうか。

会社を辞める前に恥をかかないように、しっかり準備しておきましょう。

社会人である以上はきっちり引継ぎをして退職するのがマナーですので、就業規則を遵守したうえで円満退社を目指しましょう。

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